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東京・神奈川 ⇔ 千葉房総|アクアライン代替ルート 東京湾フェリー

休日に東京・神奈川方面から千葉に向かう場合、アクアラインの渋滞が気になるところです。「アクアライン渋滞を攻略せよ」でも触れましたが、渋滞が浮島ジャンクションまで続いている場合、迂回ルートを使うのがおすすめです。

しかし、大型連休などでは、迂回ルートですらも渋滞することがあります。

そんなときは、フェリーを使うという奥の手があります。

目次

車ごとフェリーにのって房総へ

東京湾フェリーは、神奈川県横須賀市久里浜と千葉県富津市金谷を結ぶフェリーです。車ごと乗船して移動できるため、アクアラインの代替手段として活躍してくれます。

1時間に1本、所要時間40分

東京湾フェリーのダイヤには、平日のAダイヤと休日のBダイヤがあります。

休日のBダイヤの方が運行本数が若干多いという違いはありますが、基本的に1時間に1本運行しています。久里浜→金谷でも、金谷→久里浜でも同じです。

料金は車長で決まる

東京湾フェリーに車を乗せる場合、車長によって料金が決まります。

窓口に車検証を提示して乗船券を購入するので、こちらから車長が何メートルあると申告する必要はありません。

<車両航送運賃 税込>

区分 片道 往復
軽自動車(660cc 4m未満) 3200円 5800円
普通車(6m未満) 4100円 7400円

2019年10月時点

車の乗船料金には運転手1名の乗船料が含まれています。もし車に同乗者がいるなら、同乗者の分の乗船券を別途購入します。

<旅客運賃 税込>

区分 片道 往復
大人(12歳以上) 800円 1450円
子ども(6歳以上12歳未満) 400円 720円

2019年10月時点

12歳の小学生は子ども料金になります。6歳未満の幼児は、大人または小ども1人につき2人まで無料ですが、3人目からは子ども料金になります。

乗船までの流れ

  1. 久里浜港または金谷港に着いたら、乗船用の駐車スペースに車を停める。
  2. 車から降りて建物内窓口に車検証を提示して、乗船券を購入する。同乗者が入れば、その分の乗船券も購入する。
  3. 時間になるまで待機。建物内では飲食や買い物ができる。
  4. 時間になったら乗車して順番に乗船する。
  5. 係の誘導に従い駐車して、下車。航行中、船上の駐車エリアには入れないので、必要なものを携帯していく。
  6. 到着したら、係の案内に従って下船する。

東京湾フェリーを使うメリット

東京湾フェリーは乗船までの待機中と乗船中、車外に出られるメリットがあります。

身体もこわばらないし、トイレも我慢する必要がなく、お腹が空いたら好きなように食べられます。特に子連れであれば、なおさらおすすめできます。

また、船旅を楽しむことができます。船室内で座って待つも良し、船外のデッキに出て風を浴びるも良しです。

待たずに乗船できるか

乗用車で東京湾フェリーを利用する場合、予約はできず、基本的に先着順で乗船することになります。ここで気になるのは「乗れない場合」です。

公式サイトには、次のように説明されています。

土曜日・休日の久里浜発午前便(早朝)と金谷発午後便(夕刻)は混雑するが、通常は待たずに乗れる。ただし、年始、ゴールデンウィーク、お盆期間中のこの時間帯は1〜2便ほど待つ可能性がある。

運航状況を確認する

悪天候の場合には、運航可否が気になるところです。

東京湾フェリーの運行基準は次のようになっています。

風速18m/s以上、波高1.2m以上、視程500m以下。その他運航が危険と考えられる場合。

風速以外は一般の人には把握できないと思いますが、東京湾フェリー公式ウェブサイトで運行状況が公開されています。天候が急変するかもしれないなど微妙な場合には、電話(久里浜:046-835-8855/金谷:0439-69-2111)で問い合わせるのが手っ取り早いです。

ペットも乗船できる

東京湾フェリーでは、ペットも乗船できます。小型犬であれば、ゲージに入れることで客室内にも入れます(ただし、鳴き声が迷惑になる場合はデッキ)。大型犬は客室内は入れませんが、リードをつけてデッキに乗ることができます。

リードやゲージがない場合は、車内に残すことになります。この場合、季節によっては命の危険があるので、必ずリードやゲージを用意しましょう。

東京湾フェリーは、アクアラインの代替ルートにもなりますが、房総と横須賀を同日に遊ぶということも可能になる魅力的な観光ルートでもあります。高速道路の渋滞にウンザリしているのなら、一度フェリーを使って移動も楽しんでみてはいかがでしょうか。

お出かけの体験記です!

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